炊きたてのごはんが黄ばむ原因を魚沼の米屋がご紹介
理想的なごはんってなかなか炊けなかったりするものです。炊いたばかりのごはんが黄ばんでいたという経験のある方も多いのではないでしょうか?
どうして炊いたばかりなのにごはんが黄ばんでしまうのでしょう?
炊きたてのごはんが黄ばむ原因や黄ばまない為の方法などについてご紹介したいと思います。
では、考えられる原因を見ていきましょう。
お米が古かった
炊き立てのごはんが黄ばんでしまう原因の一つにそもそもお米が古いということが考えられます。
お米が古くなると酸化が進み黄色く変色し炊き上がりもパサパサ、古米特有の臭いも出てきてしまいます。
お米を購入する際は、なるべく鮮度のよいお米を選ぶようにすると黄ばみは改善するかもしれません。米袋に表示されている古米のブレンド量や精米年月日をよく確認してみましょう。
精米日が一ヶ月以上前であったりすると黄ばみの原因にもなります。
購入する際は精米日がなるべく新しく20日~1か月で食べ切れる量を購入してみてください。
購入後は密閉性の高い容器に入れて冷蔵庫(野菜室)保存をするとお米をいい状態で保つことができます!
精米不足
精米が不十分だと残ったぬかが炊いたお米を黄ばませる原因になったり、胚芽の部分が黄色みを帯びて炊き上がってしまいます。
また、最近だとあえてヌカの層を残してヌカ層の成分を残すといった精米をするところもあるのでそういったお米である可能性も考えられます。
また最近人気の家庭用精米機を使って自身で精米する場合、栄養価を重視してぬかや胚芽を多く残してしまうともちろん黄ばむ原因になってしまいます。真っ白いごはんを求めるのであれば精米機の設定も「純白米」や「上白米」などの設定にして精米するようにしましょう。
洗米が不十分
ある程度の濁りを残しておくことはお米を美味しく炊く上で大切ですが、洗米や研ぎが不十分だとぬかが残ってしまっていて、黄ばみの原因になることもあります。お米がとぎ汁を吸ってしまわないように、素早く丁寧に洗米しましょう。
また若干にごりが残るという程度までお米を研ぎましょう。
硬水で炊いている
硬度の高いミネラルウォーターで炊飯すると、お米は黄色みがかかる傾向があります。その原因はアミノカルボニル反応によるものです。
アミノカルボニル反応とは褐色の物質が作られてしまう現象で、米に含まれる糖とアミノ酸が反応してメラノイジンという物質がつくられるという反応。
硬水に多く含まれているカルシウムやマグネシウムは褐色化を促進すると言われており、そのため硬度の高いミネラルウォーターで炊飯するとごはんが黄色みがかってしまいます。
またミネラル分がおコメの表面に付着すると、吸水を阻害してしまうので炊き上がりもパサパサになってしまいます。
お米を炊飯するときは軟水で炊くようにしましょう。
お米を黄ばませないための対策
ごはんを真っ白キラキラに炊くには、ご紹介した原因を参考に以下の対策をしていきましょう。
- 精米日の新しいお米を購入し、密閉性の高い容器で保存しよう。
- 精米にこだわったお米を選ぶようにしよう
- 自身で精米する場合は設定を「純白米」「上白米」などの設定にしよう。
- 正しい方法で素早く洗米しよう。
- 軟水で炊飯しよう。
毎日食べるものだからこそ、美味しくごはんを食べたいですよね♪
魚沼の米屋『塩沢米穀』が簡単にまとめてみました。