意外と知られていない!?お米の賞味期限について
意外に思われる方も多いと思いますが実はお米にも『賞味期限』があるのです。
お米には肉・魚・野菜などと違い、いつまでも劣化しなそうなイメージがありますし、賞味期限も記載されていないのですがお米にも鮮度があることは事実です。
例えば一年前に精米したお米などを食べるとあまりの違いに衝撃を受けると思います。
お米によっては購入してから2、3週間ほどで炊き上がりに黄ばみが出てきてしまうものもあります。
ではお米の賞味期限はどう判断したらいいのか。
基準となる見方をご紹介します。
精米年月日を基準に判断
お米には賞味期限の記載義務がないため判断が難しいように思えますが、精米年月日は対面販売以外であれば必ず記載しなければならない決まりがあるためこの精米年月日を基準に賞味期限を判断します。
具体的には以下の期間に食べきっていただくことをお勧めいたします。
- 春・・・精米年月日から≪1ヶ月以内≫
- 梅夏~夏・・・精米年月日から≪2~3週間以内≫
- 秋~冬・・・精米年月日から≪1~2ヶ月以内≫
お米は白米の表面を覆っている糊粉層(こふんそう)という部分が酸化してしまうことで、食味が低下したり、独特な古米臭に変化してしまうため上記期間内に食べきれる量の購入をお勧めします。
賞味期限切れのお米も普通に売られている!?
スーパーやドラッグストアなどに売っているお米の中には精米年月日が一ヶ月以上も前のものが売られていることがよくあります。
お米は精米した時点から急速に酸化が進むため、お米を購入する際は精米年月日の確認を必ず行ってから購入していただくことをお勧めいたします。
また、お米やさんなど対面販売をしているお店は精米年月日が記載されていないこともあるため、その際は念のため店員さんにいつ精米したものなのかを確認してから購入すれば間違ありません。
賞味期限を伸ばすには密封して冷蔵庫保管がおすすめ
お米の鮮度を限りなくいい状態に保ちたい!
という場合はお米をジップロックなどの密閉できるものに移し替え、空気を抜いた状態にして冷蔵庫の野菜室に置いておくという保管方法をお勧めいたします。
なぜジップロックなどに移し替えるかというと、実はお米の袋のほとんどが精米の際に発生する蒸気をにがすための空気穴があいているからです。
ふくろに小さく丸くあいているものもあれば、わからないように袋のサイドにあいているものなどそのままでは空気にふれてしまう状態になっているのです。
そのためお米は買ってきた袋のまま保存せずできれば密閉できる入れ物に移し替えての保管がベストです。
以上、お米の賞味期限について魚沼の米屋『塩沢米穀』がまとめてみました。