変色の原因は虫やカビ、酸化。米が変色する原因。
買ったお米の一部が黒くなっている、または全体的に灰色がかっているなど、なんだか色が…。なんてことはありませんか?
せっかく買ったお米は白いものを食べたいですよね。
お米の色が変わってしまう理由をまとめました。
黒い部分は虫が米の養分を吸った跡
お米が一部だけ黒くなっている、または全体的に茶色くなっている原因は「カメムシ」という虫によるものです。魚沼の地にも嫌になる程大量に生息しています。
カメムシは"栽培時"に稲穂にとんできて米の養分を吸ってしまい、吸われたお米は黒く変色してしまうのです。
なのでお米が黒く変色しているということは買った時からすでにその色で、保存している間に黒く変色したということではありません。
そういったお米は食べても害はありませんし、虫が好んで食べるほど安全なお米ということでもあるわけです。
でもなんだか気になりますよね。
そのため今では色彩選別機を使いそういった着色米をはじいていることが多いのです。
ですがまれに色彩選別機を通過してしまうこともあり、そういったお米が消費者に届いてしまうことがあるのです。
お米が灰色がかっている原因はカビや酸化
買ったばかりなのに、または精米してまだ間もないのになんだか灰色がかっている。
それはカビによる可能性が高いです。
特に梅雨時期や夏場に湿度の高い場所や水がかかるような場所などで保管しているとお米はカビてグレーがかった色になります。
また、精米時の温度上昇により発生する水蒸気がうまく抜けていない状態で保存してしまうとそれもまた灰色ががかる要因になってしまいます。
お米は精米したその時から酸化していきます。
酸化はお米の変色の原因の一つであるため、長期間空気に触れる状態で白米を保管しておくとお米が酸化してしまい灰色がかってしまいます。
以前にもご紹介させていただきましたが
お米の保管は冷蔵庫の野菜室で密閉した状態で保存するのがベストです。
詳しくは以下のリンクを参考にしてみてください。
以上、お米が変色してしまう原因を魚沼の米屋『塩沢米穀』がまとめてみました。